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	<title>（株）ドサナイテ　｜茨城県つくば市｜ つくば市のロゴ制作 ビジネスブログ作成 システム開発 ブログ型HP &#187; 鈴木智之</title>
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	<description>つくば市のロゴ、ビジネスブログ作成、名刺作成　（株）ドサナイテの公式HP</description>
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		<item>
		<title>１Ｑ８４ 感想</title>
		<link>http://www.dosanite.co.jp/notice/post_837/</link>
		<comments>http://www.dosanite.co.jp/notice/post_837/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 15 Nov 2009 15:44:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator>dosanite</dc:creator>
				<category><![CDATA[村上春樹]]></category>
		<category><![CDATA[村上春樹と物語の条件]]></category>
		<category><![CDATA[読書メモ]]></category>
		<category><![CDATA[鈴木智之]]></category>

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		<description><![CDATA[


待ちに待った春樹の新作。至福の時。１Q８４につきましては、大変ブログへの反響が大きいので、メモを取っていきたいと思います。



文学のお話。たまにはそんな浮世離れした話に熱中したっていいじゃないですか。

いつも [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a title="20090528_1244" href="http://www.dosanite.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2009/05/20090528_1244.jpg" rel="shadowbox[sbpost-837];player=img;"><img class="alignnone size-medium wp-image-838" src="http://www.dosanite.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2009/05/20090528_1244-300x225.jpg" alt="" width="300" height="225" /></a><br />
<br />
待ちに待った春樹の新作。至福の時。１Q８４につきましては、大変ブログへの反響が大きいので、メモを取っていきたいと思います。<br />
<br />
<span id="more-837"></span><br />
<br />
文学のお話。たまにはそんな浮世離れした話に熱中したっていいじゃないですか。<br />
<br />
いつもビジネス、効率の世界ばっかりではなく、たまさか幽玄の世界に遊ぶ。本が好きな人だけに許される高級な楽しみなのではないでしょうか。<br />
<br />
<strong>＜読む前の先入観＞</strong><br />
<br />
<a href="http://www.dosanite.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2009/05/articel080330haruki.jpg" rel="shadowbox[sbpost-837];player=img;" title="articel080330haruki"><img class="alignnone size-medium wp-image-844" title="articel080330haruki" src="http://www.dosanite.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2009/05/articel080330haruki-273x300.jpg" alt="articel080330haruki" width="273" height="300" /></a><br />
<br />
一年ほど前からこの新作については注目していました。上記は２００８年３月３０日付け信濃毎日新聞の記事です。この記事によると、今回の長編のテーマは恐怖だとのこと。記事を読んでのキーフレーズは、<br />
<br />
○団塊世代の落とし前をつける。<br />
○三人称の総合小説。<br />
○複数の声、潮流としての一つのヴォイス<br />
○自分とは何か。<br />
<br />
私の本の読み方は少ない作家を全作通して読む、というものです。エッセイなど細かい文章はさておき、一つの作家の作品群は微妙に絡み合っていて、その線、糸を探り当てるのが面白いからですね。そのように全作通して読んでいる作家は、司馬遼太郎と村上春樹のみです。司馬さんは逝ってしまわれました。私の手元にはファンレターの返事が残りました。直筆のお手紙です。我が家の家宝です。露骨な自慢です。すみません。さて、<br />
<br />
一方村上春樹さんは現役ばりばりの日本を代表する作家さんです。<br />
<br />
現在の出版業界にあって連載記事ではなく、書き下ろしで長編を書くことのできる数少ない作家であり、かなりのリスクを背負い込んで執筆されています。だって、連載ならいざしらず、書き下ろしの長編なんてコケたら次はないですからね。それぐらいの気概をもって一作一作に取り組んでいるわけです。前回が七年前の「海辺のカフカ」。２００９年ようやく長編が手元に届きました。今後これを読んだら１０年くらいは彼の長編はないでしょう。よって今回の1Q84は私にとって最高のごちそう。<br />
<br />
※Book 1  が4月～6月、Book 2　が7月～9月、となっている関係で続編があるのではないか、と見る向きがあります。ありえる、とも言える。ねじまき鳥のときにも後から三巻目がでたし、なんともいえないな。10月～12月、などを想像させるための手段、という意味合いもある。半分を読者の想像で埋めてください、という作者の意図であるともとれる。やはりどちらか分からない。個人的にはもちろん出てくれた方が楽しみも増えるが・・・・。<br />
<br />
有名料理店で何ヶ月も前から予約して、ようやくたどり着いたフルコース。もしくは、ファールで粘って粘って、ようやく投げられたインコース真ん中のストレート。<br />
<br />
だから、一ページ一ページメモを取りながら読もうと思う。もしファンの方がいらっしゃいましたら、メール・コメントくださいね。ビジネスとは離れて一緒に語り合い、遊びましょう。<br />
<br />
<strong>＜読後の余韻＞</strong><br />
<br />
じっくり読もうと思っていたのだけれど、ぐいぐい読ませるのでやっぱり三日で終了してしまいました。三人称での文章記述は説明口調になりがちです。見せるより、説明する部分が多いかなとも思ったのだけれど、最後までとにかく読み切りました。<br />
<br />
春樹ものにしては珍しく、父親的な存在がでてきたのが新鮮でした。そして、アイスピックと拳銃がリアルでしたね。今までの作品という全体像の中で、この1Q84がどのように位置づけられるのか、がたのしみです。牛河もでてきたし、今度は星野君も見たいところです。<br />
<br />
父親の存在がでてきたところで、総合小説に一歩また近づいたのではないでしょうか。そして、さらに大きな謎を残しつつ。リトル・ピープルとはなにか。ドウタとマザとは、今までの影とどう違うのか。<br />
<br />
世界の壁とそれにぶつかる卵があるとして、自分はいつでも卵の側に立つ、とイスラエルでのスピーチでもコメントされています。確かに、言葉という大きな壁、人類が想像してそれに最もとらわれることにもなった言葉、に対してそれにぶつかっていく姿勢が見て取れました。<br />
<br />
拳銃の指に力を入れた青豆。そして、ドラマツルギーとして拳銃が出てきたら、それはすなわち発射されなくてはいけないという命題。それを明示しつつも最後、青豆をさがしだそう、と天吾が言います。私は拳銃が発射されない方に一票投じますが、みなさんいかがですか？<br />
<br />
リトル・ピープルとは何か、という議論がネット上でも盛り上がってます。<br />
<br />
曰く、「人類の弱さというものの集合体」ですとか「遺伝子」のアレゴリーだとか。自由に増えたり、直接危害を加えられないけど大きな影響力を持つ、ということではいろんな比喩に例えられるのでしょう。しかし、やはりここは小説家の態度、すなわち「観察して観察して判断をどんどん留保する」という順平の姿勢がこの場合適切なんじゃないかと思う。だって発売から一ヶ月も経っていないのですから。<br />
<br />
※そう考えると100万部突破ってスゴイ。売れるから評価が高いとは即時に言うことはもちろんできないが、書き下ろしで売れる、というのは作家のすごみを感じさせます。だって連載してからの単行本ではないのですから。いきなり書き下ろしてこけたらもう次はないのだ、という姿勢にしびれます。そのような格好をつけてみたいとは思いつつも中々生活がかかるとできないのが凡人なのだ。<br />
<br />
村上春樹の文章での好きなキーワードは沢山あるのですが、私の好きな言葉は「滋養」です。音楽も食べ物も派手なものではなく、滋養のつくものに多くの文章（文字）が割かれています。なんでもない有り合わせの食事についての記述が多いですね。実際日常食べる料理の９割ぐらいはそのような冷蔵庫の有り合わせ料理じゃないですか？　そんな日常が淡々と描かれているにもかかわらず、その食事がおいしそうに見えてくる効果があります。<br />
<br />
「言葉ではうまく説明はつかないが意味を持つ風景。俺たちはその何かにうまく説明をつけるために生きているという節がある。」<br />
<br />
タマルの言葉です。なかなか含蓄があります。私は田舎の渓流の河がカーブを描いて淵を作っている風景が好きです。このサイトもそのような美しい水の淵をイメージしています。なぜ好きなのかは説明がつくようで付きません。<br />
<br />
物語がこころの奥底に碇を沈め、静かに育っていきます。何度も読み返して、自分の考え方の血肉にまでなることを祈りつつ。<br />
<br />
p.s <a href="http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20090616bk02.htm">村上春樹のインタビュー記事（読売新聞2009年6月16日</a><br />
<br />
久しぶりに大学時代の友人5人と銀座で飲み会をした。<br />
5人の内、先に集まった3人が1Q84を読んでいた。後の二人はノン・フィクションな性格なので「どーせ読んではいないだろうね。」なんて噂をしながら、待つ。<br />
<br />
やはり気になるのはリトル・ピープルや「恐怖」について。「かえるくん、東京を救う」でも述べられているように、<strong>本当の恐怖とは己の想像力に対して抱く恐怖</strong>。そんな話をしている内に友人の一人がその場で恐怖でうなだれた。震えているようでもあった。<br />
<br />
物語の持つ強力な作用を目の当たりにしました。分厚い新刊書を読んで深く語り合える友人がいる。そのことが何よりもうれしかった。<br />
<br />
いい物語は人の心を深く広くする、というのがハルキチの信条のようです。これから季節は冬に向かっていきますが、寂しさが募るときでもありますそんな時、安易で居心地のいい「囲い（壁）」の中に入ってしまわずに、広く深いこころを持ち続けられるのか。<br />
<br />
われわれは高度資本主義社会に生きている。共産主義は理想を失ってしまった。さて、何を信じますか？という問いかけがなされているように思います。<br />
<br />
我々は「自分」という物語を生きています。その主人公であり、作家でもあるわけです。村上春樹の作品は、この自分という物語をうまく描けなくなった人を描いているのだと思います。<br />
<br />
例えば荒川沖の刺殺事件というものがありましたよね。荒川沖駅は私の住んでいるところから5キロぐらいしか離れていません。例えばそこで全くの偶然に自分の身近な人がその場にいたとしたら、どう考えたらいいのでしょうか。犯人は「自分は死刑になりたかったから誰でもよかった」といっています。そしてそのまま死刑の判決がでています。そんなときに果たして、自分の身近な人が悲惨な目にあったことを自分の中で消化できるのでしょうか。自分の中の物語としてそれは腑に落ちるのでしょうか。<br />
<br />
<em>「恐怖に満ちたこの世界をどうやって生き延びていくのか」についての考察がなされている。</em>「村上春樹と物語の条件」鈴木智之著</p>
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